高松市美術館

〒760-0027 香川県高松市紺屋町10−4
bijyutsu@city.takamatsu.lg.jp
087-823-1711
Website

開館時間|9:30 ~ 17:00 金曜日・土曜日は19:00まで
休館日|月曜日(詳細はウェブサイトをご確認ください)
​入館料|無料 展覧会は有料です。

朗読会と指人形一座

2025年4月、高松市美術館のコレクション展の《風が語った昔話》の前で、指人形のトンビフクロウと毛皮ちゃんによる朗読会が開かれました。
向かって左が学芸員の石田さん(トンビフクロウ)、右が福田さん(毛皮ちゃん)です。
《風が語った昔話》は2015年の個展「根源的暴力」で発表され、秋田の手芸をする方々と初めて一緒につくった熊のタペストリーの作品で、物語は雪が溶けて水になり、いろんな生物、無生物へと変身を繰り返していく変身譚です。
朗読を聴く方々の手にも指人形がはめられているのが見えますね。
毛糸で編んである蛇の指人形を首に巻いている方もいます。
聴く人たちが指人形を手にはめることによって、作品との「通路」がパッと開かれていくようです。目とは違い、肌が触れていることで、何かその摩擦が周りとの共振を生み出していくような感じがします。

同じ頃、瀬戸芸の大島の《リングワンデルング》へも、高松市美から船に乗って指人形一座のツアーがやってきました。みなさん片手に指人形をはめて山を登り、途中の「東の遠吠」で瀬戸内海を眺めながらランチをし、竹藪の指人形小屋で語り合いました。

狼ベンチ(グレー)

2022年に高松市美術館で開催された「みる誕生」展は、M2Fの展示コーナーでひっそりと「狼ベンチ(グレー)」は展示されていました。

会期後も引き続き展示され、2023年6月には突然、「高松でやってます!」というメッセージとともに、着彩途中の狼ベンチの画像が送られてきました。

美術館ってそんな風に使っていいんだ・・・と驚いた記憶と、すでにメディシンインフラは始まっていたと今になって思ったのでした。

展示作品

指人形 / おでかけ美術館ワークショップ人員として

2024年~
紙粘土、色鉛筆、水彩塗料、布、毛皮、毛糸、木、ミクストメディア

狼ベンチ(grey)

2022 – 2024
FRP, Water-based paint
110 x 190 x 88 cm

本ページの背景に用いている地図/出典:国土地理院/地理院タイル「地球地図(標高)」及び「陰影起伏図(全球版)」を加工し作成。